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ヨーロッパの建築様式

ラヴェンナの初期キリスト教建造物群

1996年 登録基準:(ⅰ)(ⅱ)(ⅲ)(ⅳ) イタリア共和国

(ⅰ)人類の創造的資質を示す遺産

(ⅱ)文化交流を証明する遺産

(ⅲ)文明や時代の証拠を示す遺産

(ⅳ) 建築技術や科学技術の発展を証明する

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<歴史的背景>

フィレンツェの北東100kmほどにあるらラヴェンナは、キリスト教ローマ帝国の国教としたテオドシウ帝の死後、聖ローマ帝国皇帝ホノリウスが遷都し、5世紀には西ローマ帝国の首都として栄えた。6世紀にはビサンツ帝国における重要な拠点となり、なかでもユスティニアヌス帝とその后テオドラはラヴェンナを重視したため大きく繫栄した。     

 ラヴェンナには、聖堂や霊廟、洗礼堂など5~6世紀に建造されたキリスト教の建築物が数多く残されており、サン・ヴィターレ聖堂をはじめ、サン・タポリナーレ・イン・クラッセ聖堂、ガッラ・プラチディア霊廟、サン・タポリナーレ・ヌーヴォ聖堂、テオドリック廟など8つの建造物が世界遺産に登録されている。

 サン・ヴィターレ聖堂八角形の平面を持つ集中式の聖堂で、547年にユスティニアヌスによって建てられた。内部は曲線文様を多用した精密なモザイク装飾で彩られている。ラヴェンナの聖堂群は、色大理石、色ガラスを用いたひときわ目を引くモザイク装飾が特徴で、装飾の少ない質素な外観と対照的な内部の豪華なモザイク装飾からはビサンツ文化の影響がうかがえる。

 

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