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~世界遺産を詳しく解説~

ラリベラの岩の聖堂群

エチオピア連邦民主共和国 登録年:1978年 登録基準:*1(ⅰ)(ⅱ)(ⅲ)

▶岩を掘りぬいて築いた聖堂群

 12~13世紀に造営されたエチオピア正教会の岩窟聖堂群で、聖地エルサレムイスラム教徒に支配されていた12世紀末、*2ザグウェ朝7代国王来ラリベラが、都を「第2のエルサレム」にしようと岩窟聖堂の造営を開始し、わずか20数年の間に11の岩窟聖堂が完成した。11の聖堂群は、ヨルダン川をはさんだ北岸と南岸に5つずつ、そこから300mはなれた場所に1つある。聖堂には*3アクスム王国の様式を用いたものや、古代ギリシャやローマ、ビサンツ様式の影響を感じさせるものも多い。岩窟聖堂は現在もエチオピア正教の聖堂として用いられている。

岩窟教会群!ラリベラ王が第二のエルサレムをつくる目的で建造! | 気になるワードブログ

引用:https://uresuji-ranking.net/blog/w-heritage/1927/

 

*1:ⅰ:人類の創造的資質を示す遺産 ⅱ:文化交流を証明する遺産 ⅲ:文明や時代の証拠を示す遺産

*2:12~13世紀にエチオピア中央部に栄えた王朝。ロハに都をおいた。

*3:紀元前後にエチオピア北部に興った王国。最盛期には紅海対岸のイエメンまで版図を拡大した。