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~世界遺産を詳しく解説~

世界で最初の世界遺産

イエローストーン国立公園

アメリカ合衆国 登録年:1978年 登録基準:*1(ⅶ)(ⅷ)(ⅸ)(ⅹ)

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引用:https://www.travel-zentech.jp/world/map/usa/Yellowstone_National_Park.htm

 

自然保護のさきがけとなった世界初の国立公園

 1872年世界初の国立公園として設立された『イエローストーン国立公園』は、約9000キロ平方メートルの広さを誇る自然公園であり、渓谷や草原、バクテリアの影響で青色をした温泉グランド・プリズマティック・スプリングなどが有名。この辺りでは約200万年前、120万年前、60万年前に大規模な噴火が発生し、最後の噴火時には地面がドーム状に隆起。このときできた地表の裂け目からマグマが噴出し、公園中心部に巨大な*2カルデラが形成された。現在も地下のマグマ活動は活発で、地表の割れ目からしみ込んだ雨水を急速に熱し、再び地表へと送り出している。これが間欠泉となっており、有名なオールド・フェイスフル間欠泉は、日によって異なるが平均70分間隔で熱湯を噴出している。湧き出る蒸気などの奇観から先住民族のスー族は「霊気に満ちた場所」と恐れた。イエローストーン国立公園では、「ウェルダネス(手つかずの自然)」という概念をもとに自然環境が維持されている。例えば山火事が起こっても、人間が消化を行わずに、自然の回復機能に任せるといった対応がとられている。人間の手を極力入れないことで、本来の生態系を維持する方法は、世界的にもおおきな注目を浴びている。

イエローストーン国立公園|アメリカ|世界遺産オンラインガイド

引用:https://worldheritagesite.xyz/yellowstone/

 

 

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*1:ⅶ:自然美や景観美、独特な自然現象を示す遺産 ⅷ:地球の歴史の主要段階を証明する遺産 ⅸ:動植物の進化や発展の過程、独自の生態系を示す遺産 ⅹ:絶滅危惧種の生息域で、生物多様性を示す遺産

*2:カルデラ:火山の噴火などで中央のマグマ部分が空洞化し、陥没してできる窪地形。