~世界遺産を詳しく解説~
クラクフの歴史地区(Historic Centre Krakow)
ポーランド共和国 登録年:1978年/2010年範囲変更 登録基準:*1(ⅳ)
▶古都の姿を留めるかつてのポーランドの首都
11世紀初頭~17世紀の*2ワルシャワ遷都までの600年間、ポーランド王国の首都として栄えたクラクフは、13世紀半ばに来襲したモンゴル軍による破壊に遭うが再建されて自治都市として栄えた。旧市街には*3ヴァヴェル城やルネサンス様式の織物会館、レンガ造りの聖マリア教会、コペルニクスの学んだヤギェウォ大学といった建造物が集まる。ポーランド最古の美術館であるチャルトリスキ美術館は、レオナルド・ダ・ヴィンチの数少ない油彩画のひとつ「白貂を抱く貴婦人」を所蔵している。
参照:クラクフ歴史地区
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キトの市街(City of Quito)
エクアドル共和国 登録年:1978年 登録基準:*1(ⅱ)(ⅳ)
引用:https://www.travel-zentech.jp/world/map/Ecuador/index.htm
エクアドルの首都キトは、アンデス山脈中腹の標高2850mの高地に築かれた都市。この地には先住民のキトス族が築いた街があったが、15世紀に*2インカ帝国の支配下にはいり、インカ第二の都市として発展した。16世紀のスペイン人の侵略で焼き払われ廃墟となった後、スペイン人によって教会や修道院が数多く建設され、キリスト教布教の拠点となった。キトの旧市街には現在16~18世紀頃の教会堂や修道院が30以上も残っている。これらは植民地特有のスタイルで建てられ、ヨーロッパのバロック様式やスペイン伝統のムデハル様式などが融合した宗教建築となっている。
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ナハニ国立公園(Nahanni national Park)
カナダ 登録年:1978年 登録基準:*1(ⅶ)(ⅷ)
サウス・ナハニ川沿い一帯に広がる『ナハニ国立公園』は、高緯度のツンドラ地帯でありながら穏やかな気候で、ハッカやシオンといった植物が自生し、グリズリーやカリブー、シロイワヤギなどの野生動物の姿も見られる。サウス・ナハニ川の流れは、上流はゆったりとしているが、ヴァージニア滝を過ぎると岩をも削るほどの急流となり、場所によっては大きく表情を変える独特の景観をつくり出している。
参照:https://worldheritagesite.xyz/tag/national-park/
*1:ⅶ:自然美や景観美、独特な自然現象を示す遺産 ⅷ:地球の歴史の主要段階を証明する遺産
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エチオピア連邦民主共和国 登録年:1978年 登録基準:*1(ⅶ)(ⅹ)
▶「アフリカの天井」の異名を持つ山岳の公園
標高4620mを誇るアフリカの第4の山、ラスダジャン山がそびえる山岳地帯に位置する。急峻なシミエン山地は、氷河がつくり出した渓谷や岩山が広がる厳しい環境の上、一日に寒暖差が激しいため、生息できる植物の種類が限られている。ワリアアイベックスやゲラダヒヒなど貴重な動物が生息する。密猟や耕作地の拡大による生態系の破壊が懸念され、危機遺産リストに記載されていた。
引用:https://worldheritagesite.xyz/simien/
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世界で最初の世界遺産!
イエローストーン国立公園
アメリカ合衆国 登録年:1978年 登録基準:*1(ⅶ)(ⅷ)(ⅸ)(ⅹ)
引用:https://www.travel-zentech.jp/world/map/usa/Yellowstone_National_Park.htm
▶自然保護のさきがけとなった世界初の国立公園
1872年世界初の国立公園として設立された『イエローストーン国立公園』は、約9000キロ平方メートルの広さを誇る自然公園であり、渓谷や草原、バクテリアの影響で青色をした温泉グランド・プリズマティック・スプリングなどが有名。この辺りでは約200万年前、120万年前、60万年前に大規模な噴火が発生し、最後の噴火時には地面がドーム状に隆起。このときできた地表の裂け目からマグマが噴出し、公園中心部に巨大な*2カルデラが形成された。現在も地下のマグマ活動は活発で、地表の割れ目からしみ込んだ雨水を急速に熱し、再び地表へと送り出している。これが間欠泉となっており、有名なオールド・フェイスフル間欠泉は、日によって異なるが平均70分間隔で熱湯を噴出している。湧き出る蒸気などの奇観から先住民族のスー族は「霊気に満ちた場所」と恐れた。イエローストーン国立公園では、「ウェルダネス(手つかずの自然)」という概念をもとに自然環境が維持されている。例えば山火事が起こっても、人間が消化を行わずに、自然の回復機能に任せるといった対応がとられている。人間の手を極力入れないことで、本来の生態系を維持する方法は、世界的にもおおきな注目を浴びている。
引用:https://worldheritagesite.xyz/yellowstone/
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~世界各地の世界遺産を詳しく解説~
イタリア共和国 登録基準:*1(ⅰ)(ⅱ)(ⅲ) 登録年:1996年
▶イタリア文化の影響を強く受けた八角形の城塞◀
イタリア南部のプーリア州にある『カステル・デル・モンテ』は、第5回十字軍を指揮した神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ2世が狩猟時の住居として1240年ごろに建てた城塞である。フリードリヒ2世が自ら設計に参加したこの城塞は外観が特徴的で、八角形の壁が八角形の中庭を取り囲んでおり、壁の角に八角形の塔が8つ配置されている。また、扉付近のとーま古典様式、壁の窓はゴシック様式とになっており、複数の建築様式が取り入れられている。
https://worldheritagesite.xyz/castel-del-monte/
*1:ⅰ:人類の創造的資質を示す遺産 ⅱ:文化交流を証明する遺産 ⅲ:文明や時代の証拠を示す遺産